月百姿

(つきひゃくし)


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表紙
序文
目録
いてしほの月


しらしらとし□けたる夜の
月かけに雪かきわけて
梅の花折る 公任
たのしみはおとこてては
夕顔たなのゆふ涼 男はてゝら
女はふたのして
やすらはて寝なましものを
少夜ふけて かたふく迄の
月をみしかな
花山寺の月

君わ今駒かたあたり
ほとゝきす たか雄
月の四の緒 
蝉丸

嵯峨野の月

常よりそ曇もいとへ
今宵そと おもふは
月の光なりけり 玄以
雪浮の暁月
小林平八郎


大物海上月
弁慶


法輪寺の月
横笛

しはゐまちの暁月


宮路山の月
師長

世尊寺の月
少将義孝

千代能かいたゝゝく桶の
底ぬけてみつたまらねは
月もやとらす
盆の月


月明林下美人来


あまの原ふりさけみれは
春日なる 三笠の山に
出し月かも
いつくしまの月
室遊女


おもひきや雲ゐの秋の
そらならて竹あむ窓の
月を見んとて 秀次
かしかまし野もせにすたく
虫の音は 我たになにし
□のを□そおもへ
から衣うつ音きけは
月き□み未だ□ぬ人を
くもにしるかな 経信
きぬたの月
夕霧

きよみかた空にも関の
あるならば 月をとゝめて
三保の松原 武田信玄
つきのかつら
呉剛


はかなしや波の下にも
入ぬへし つきの都の
人やみるとて 有子
ほとゝきすなをも雲ゐに
上るかな 頼政とりつくす
弓張月のいるにまかせて
むさしのゝ月
稲村か崎の明ほのゝ月
稲葉山の月
雨後の山月 時致
雨中月 児嶋高徳
姥拾月
猿楽月
音羽山月 田村明神
垣間見の月 かほよ
廓の月
祇園まち 大石力弥
吉野山夜半月 伊賀局
弓取の数に入るさの
身となればおしまさりけり
夏夜月  明石儀太夫
暁月


玉兔 孫悟空


金時山の月


銀河月
鶏鳴山の月 子房
月のものくるひ 文ひろげ
月の発明 宝蔵院
月下の斥候
斎藤利三

月輝如晴雪梅花
以照星可憐金鏡
転庭上玉房馨 菅原道真
月宮迎
竹とり

月夜釜
小鮒の源吾
嶋天伴蔵
堅田浦の月 斎藤内蔵助
原野月 保昌
源氏夕顔巻
孤家月
五節の命婦
五條橋の月
悟道の月
考子の月 小野篁
高倉月 長谷部信連


桜さくすみたの川に
こくふねもくれて冥やに
月をこそみる 水木辰の助
三日月の頃より待し
今宵哉
山城小栗栖月


山木館の月 景慶
史家村月夜 九紋竜
四條納涼
志津か嶽月 秀吉
朱雀門の月 博雅三位
住よしの名月 定家卿
信仰の三日月 幸盛
心観月 平友梅
神事残月



西宮夜静百花香
欲捲珠簾春恨長
斜抱雲和深見月
朧々樹色隠照陽 王昌齢
石山月



赤壁月



浅野川晴雪月 孝女ちか子
霜満軍営秋気清 謙信
足柄山月 義光
賊巣の月 小碓皇子
卒都婆の月
舵楼の月 平清経
竹生島月 経正
調布里の月
貞観殿月 源経基


田毎ある中にもつらき
辻君のかほ さらしなや
闇の月かげ 一とせ
読書の月 子路


南海月


南屏山昇月 曹操
忍岡月 玉渕斎
破窗月 達磨
北山月 豊原統秋
名月や畳の上に松の影
 其角
名月や来てみよかしの
ひたい際 深見自休
吼かい

嫦娥奔月

朧夜月 熊坂
梵僧月夜受桂子
淮水月 伍子胥
烟中月