|
明治二年~五年(1869-1872)制作。 各24.8 x 40.1 cm 紙本着色。
日本橋の小間物問屋勝田五兵衛が明治二年三月十日、たつ(田鶴)という十四歳の娘を亡くし、その娘の追善供養のため暁斎に依頼したもので折本仕立になっている。 表紙、見返し、辞世、中扉、款記(奥付)、見返し、裏表紙を除き、本文的な部分となる図は三十五図ある。
その内容は「臨終と来迎」から「冥界」への道程、「三途の川」「賽の河原」などを経て、途中で市村竹之丞に出会ったりする。 旅館「はりやま」に到着し、先に亡くなった祖母その他と会ったりもするが、「盛り場」や「芝居見物」も楽しみ、ついで地獄をのぞき、ついには冥界と別れて、極楽到着まで。 |