宋 太宗

939〜997 中国、宋朝の第2代皇帝。在位976〜997年。初代太祖の実弟。976 年に太祖が急死すると、その子供たちをさしおいて即位した。そのためさまざまな疑念をもたれたが、太祖の政策を継承しつつも、文治主義を徹底させるなどして宋朝の基礎をきずいた。

まず国内統一の事業では、呉越が支配していた現在の浙江省、福建省地域、また北漢が支配していた現在の山西省地域などを親征して征服した。次に中央集権化政策があげられる。節度使の諸特権を剥奪し、辺境に対しても内地同様の州県制を施行した。また科挙制度を拡充して、多くの知識人を登用し、官僚制を整備した。さらに百科全書である「太平御覧」などの編纂事業も命じて、新王朝への知識人の批判をそらし、彼らの取り込みをはかった。

対外政策では、五代十国時代に契丹に割譲した燕雲十六州の奪回をめざしたが、これには成功しなかった。

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